

VOL1.尾関紀輝パーソナルトレーナー

今回のカラダデザイン・インタビューには、カラダ作りの専門家である尾関紀輝パーソナルトレーナーにおいでいただきました。こんにちは!
こんにちは!
さて、いろいろと質問させていただきたいと思うんですけども、尾関さんは今のカラダ作りの時流というか世間の流れに、どのような問題意識を感じていらっしゃいますか?
そうですねー。今はカラダ作りの情報が溢れ過ぎていて皆さんが、断片的に知っている感じというか、何か繋がっていない感じに思えます。よく勉強している人でも、家作りで例えるなら、セメントで固めずにブロックを積んでる感じかな。ただ乗っかってる、っていう感じ。だから、接着剤とか建造物のセメントみたいに、そのブロックをしっかりと固めて行くのが僕であればなぁと、そういうことを発信していければ、といつも思っています。
たしかにテレビや雑誌などでいろいろな情報が飛びかっていますよね。でも実際に断片的っていうのはどういうことなんでしょうか?
うん。例えば、よくテレビ番組で納豆がダイエットにいいとか言うよね。確かに納豆はいいんだけど、でも、別の側面から見ると、マイナスな面もあるかもしれない。それと、なんか、「健康」=「ダイエット」。「健康」=「体脂肪が落ちる」なんて思ってる方が多いんです。よく、カロリー補給などによく使うバランス栄養食ってあるじゃないですか?あのバランス栄養食はスポーツする寸前に食べると、すぐエネルギーになるからすごくいいことのように思うけど、バランス栄養食というとすごく健康的なイメージがある。バランス栄養食ばっかり食べてたらやせるんじゃないか?そう思っちゃってる人が多いんですよ。テレビで、バランス栄養食と、ウォーキングを合わせれば痩せるとか「この方法でやると痩せますよ」って言ってるけど、いろんな側面を持っていて、「この面はプラスで、この面ではマイナスなんだよ」っていうのを僕たちが伝えて、がちっとしたビルディングにしてあげたいですよ。
バランス栄養食と出てきましたけども、具体的にどういった側面があるんですか?
例えば一つ例を出してみよう。中身の成分を見ると、小麦粉と、大豆がほんの少し入ってるくらいで、たんぱく質はほとんど入ってない。繊維質はゼロ。ただカロリーを摂取するってのがありますけど。使い方によると思うけど、ダイエットに関してはあまりいいとは言えないですね。
なるほど。ではスポーツにはいいとおっしゃっていましたが、具体的にはいい側面があるのですか?
例えば、スポーツ選手でエネルギーをすぐ出したい人、これはいいよね。でもダイエットで体脂肪を落としたい人。が、トレーニングや筋トレ始めました。それで、せっかくエクササイズするから、エクササイズ前にバナナとか食べてきましたなんて。なんていう人いるでしょう。そういう人で、バナナとかバランス栄養食なんかばっかり食べてくる人いるんですよ。そういうのばっかり食べてくると、確かに力はでるんですよ。エネルギーはでる!でも、エネルギーになって、それを燃やしながら動くってことだから、体脂肪を燃やすところには繋がらなかったりするんです。もちろん、スポーツ選手もエクササイズするし、カラダ作りの人もエクササイズします。同じエクササイズ。重なるのもあるかもしれないけど、目的が違う。スポーツ選手は記録を伸ばすために、カラダ作りの人は、ボディメイクのために。この、エクササイズ前に食べることが、プラスになったりマイナスになったりする。これがごちゃごちゃになっている人が、すごく多いですよ。
つまり、スポーツでよいとされていることが、カラダ作りでもいいというわけじゃないってことですね
うん。テレビとか雑誌とかで、いろいろな情報、「カラダ作りの方法」や「トレーニングの仕方」等を、きちんと伝えているんだけど、勝手に勘違いして解釈しちゃう。これはいいんじゃないかと思ってやっちゃうわけです。
なるほどね。そうするとその断片的な情報で行動に移してしまうと具体的にどのような問題点があるのですか?
そうですね。もし、断片的な情報でカラダ作りをしてみて、効果がでたとしても、それは偶然なんです。カラダの状況というのは、20代の時と40代の時だと違ったりするし。20代の時に当てはまったやり方が、40代の時に当てはまるかといわれたら、そうでもなかったりするし。やはり目的に向かって賢くやっていかなければならない。確率の問題で当る人はいいけれど。当らない人ほど無駄になることになるんです。僕としては、確立を100パーセントにしたい。
その人の年齢や、体質に合わせて、最適なものを提供する。
そう、そう。骨格にしても。
具体的に、偶然失敗した人で結果が出ない人に対して、尾関さんはプロとして、どんなことに取り組んでいらっしゃいますか?
そうですね、やっぱりある程度、カラダのタイプとか、場合分けが必要かなと思うし、その人の最終目的を目指してしっかりとした道を提供してあげる、それをやってくのが、自分の仕事かなと思います。
具体的な例はありますか?
例えば、アジア系の人間と、ヨーロッパ系の人間だと、内臓系の消化する酵素が違ったりするんで、その、欧米のものが全部当てはまるとは限らないし、もちろん日本人の中にも、欧米系の人に近い人もいるし。
それは食事の指導に関してですか?
うん。食事の指導に関してですね。
そういう判断ができるのは、専門家の強みだと思うんですけども。他にどういった区別を判断されたりしますか?
そうだね。他には心理的な部分をみたりするかな。100パーセント当てはまるとか、完璧に人を分析することはできないけど、大体、その人のタイプってあるんですよ。だけど、体動かすうちに変わっていくこともあるから常に判断していかないといけないけど。その性格とかに合わせた指導を心がけています。
ほー。心理的な部分ですか。具体例を1つあげてもらってもいいですか?
例えば、すごくきっちりトレーニングなんかをやりたい人もいる。「うぉーきっちりやりてぇー」っていう人だね。きっちりできたり、がんばれちゃう人、そういう人には、10のタスクを与えるんですよ。でも、途中で諦めちゃったり、辛くなっちゃったりして、10のタスクを与えても、1か2できればいいほうっていう人がいるんだけどね。そういう人の場合は、状況に合わせて、トレーニング方法を与えて、一つずつクリアさせていったりね。
やっぱりなかなか続かなかったりする人もいるんですね。
そうですね。1とか2くらいのタスクしかできない人がいると、ぶっちゃけ、ぶっちゃけね「根性だせよ!」といいたくなるとこなんだけど。(笑)だけど、できない気持ちもわかるから、うまい具合にこちらで少しずつタスクを与えたり、効果を説明しながらなんてやるわけです。
そうすることによって、お客さんも続けていけるわけですね
そう、続けていけるようになりますね。続けていれば結果がでますし。カラダ作りというのはやっぱり、注射を打ったら、いっぺんに変わるというものじゃなく、数週間とか、数ヶ月っていうレベルでみないとだめなんですよ。カラダの細胞ってのは、いっぺんには変わらないからね。だから、一回だけやってみて、「もういいや・・」となってしまうのが、悲しいですね。そうであったら、もしかすると10分の1くらいのタスクでもいいからこなしてもらって、それを数週間続けてさせたら結果がでるんです。その辺のさじ加減がむずかしくて、指導者が、「これ!!」っていって、がーーっとやらせても、もしかしたら、だめな場合もあるし、いい場合もある。そこら辺のさじ加減を常に考えながらやってます。
そこら辺も、尾関さんのこだわりのひとつなんですね。
そうですね。
なるほど。尾関さんの、カラダ作りを支えている、信念とか、想いってのは、どういうところにあるんですか?
なるほど、想いね。まぁ、僕のプロフィールとかにも、少し書かせていただいているんですけど。僕は昔からフィットネス業界にいて、昔からおかしいなぁと思うことがありました。それのうちの一つ、昔パーソナル指導を始めて、ジムに勤めていたときに、そこの会社のプログラムがあったわけですよ。その内容は、5種目あってその回数まで、全部決まってたんです。まるで、ロボットパーソナルトレーナーみたいでしたね。結果、Aさんには当てはまり、Bさんには当てはまらないっていうようなことばっかりだったんですよ。だけど、会社の方針とかもあって自分が正しいと思うことはできなかった。そんな葛藤の中で、本物のパーソナルをやりたい!そう思ったんです。プログラムが決まってたら、他のことをやるわけにはいかないし、組織上「これで大丈夫ですから!」と言っている自分が、嫌で嫌でしょうがなかった。それで、完全な、お客様のためのパーソナルを始めようと決めたんです。組織から抜けて、生活できなくてもいい。自分の信念を貫いたほうがいいんじゃないか。と、そう思ったんですね。
そういう思いがあって、独立したわけなんですね。お客さんに、パーソナルにするには、そういった知識や技術が必要じゃないですか。そういったものには、尾関さんの中で、どういった裏づけがあるんでしょうか?
知識と技術ね。まず、僕の考え方としては、お客さんに育てられると思うんですよ。いろんなタイプのお客さんを見て、「こりゃあ大変だ」と思うと、その人をみて勉強するんですよ。お客さんの数に当れば当るほど成長していくんです。いくら机上の空論で、デスクワークなんてしてても、まぁそれはそれで大切だけど(笑)。お客さんに教えてもらうことが、一番の勉強なんです。
つまり、お客さんが、結果を出せるようになるにはどうすればいいかを、指導する中で教えてもらうってことなんですね?
そうだね。一人しかクライアントしか持ってない人よりも、10人持っていたりするパーソナルトレーナーの方が絶対に優れているのですよ。
その他に、ベースとなっている身体に関する知識ってあるとおもうんですが。
ベースになってるものはやっぱり解剖学と運動生理学かな。
そちらを勉強なさって?
もちろんです。
あと整体も勉強なさったとお聞きししましたが。
そうです。僕の仲のいい先生方の勉強会に参加させてもらったり、紹介してもらったり。
今でもご自身の知識や技術を高めるためにやっていることは?
良い悪い別として、出た本は絶対読みますね。食事関係やカラダ関係やエクササイズ関係は最低限チェックといいますか、読みます。情報は常に仕入れます。自分のこれは一番だという信念は持っているのですが、それ一本になってしまうのは恐いですよね。視野が狭くなってしまうのはダメです。だからいつも柔軟に考えています。よく「尾関さんのトレーニングって何式ですか?」って聞かれるんですよ。スロートレーニングですか?って、私は全部取り入れます! 効果がでるのは、全部取り入れるんですよ。これは僕のスタイルと言うか、いいものは全部取り入れる。お客さんに効果がでるのが一番なんですよね。完全パーソナルといいますか。そう考えると尾関式っていうのはあってないようなものなんですよね(笑)
カラダ作りの秘訣なんて聞いていきたいと思います。カラダ作りをやっていくなかで、もっとも大切なことってなんですか?一つあげるとしたら?
そうですね~。(しばらく沈黙) 変わりたい!っておもうことかな、『意思』が大事だと思います。
意思ですか
それがあれば変われる。意思がないとやっぱりきついかな。意思があれば、周りが応援してくれるから。「私は太ってて~」とか旦那さんや友達にいうと、エクササイズとかにいってきなよ。とか言ってくれるから。モデルさんとか「すごくスタイルがいいね」とか言われてるけど、彼らはやっぱりすごい意思が強いよね。僕のクライアントのモデルさんでも、「こうなりたい!」っていう意思は強い!その子には、外人さんで目標としているモデルさんがいるんだけど、ちゃんとノートにそのモデルさんの写真をはって、毎日みてる!そういう人たちでも、普通の人たちよりレベルの高いカラダ・スタイルかもしれないけど、よりみんなに自分の意志を伝えることで、周りに応援してもらってるよ。
逆に意思はあるのに、痩せれない人っているじゃないですか?その違いってなんなんでしょうか?
行動に移すことですかね。やっぱり行動に移せない人っていると思うんですよ。考えすぎて行動に移せないのかもしれない。効率が悪いんじゃないかな~って思っちゃって。あと、行動に移せる人でも、がむしゃらにやっちゃって、失敗して、「もうやらない!」とかね。でもとにかく行動に移して、ダメだったら違う方法を考えるなり、正しい方法はなんなのかってことを調べたり、よく知っている人に聞いてみたり。
そういうときに尾関さんとかに聞いたほうがいいわけですね?
そうですね~。ぜひ聞いてください。(笑)
カラダデザインにも専門家への質問窓口があるんですけどもあちらからでもいいのですか?
はい、全然いいですよ。
もうひとつカラダ作りに関して、続かない・三日坊主という人が多いと思うのですが、続けるコツ。三日坊主にならないコツってありますか?
そうですね。長い時間トレーニングやエクササイズをしないってことですかね。一回で満足しないようにする。物足りないぐらいからでやめとくんですよ。その分を次の日にまわす。
それでいいのかな?っておもうぐらいで?
そう、まだできるかな?って思うぐらい。そのかわり次の日もやるんです。
そうしたら続いていく?
そう、人間って習慣の動物だけど、タスクの高いものを習慣にするのは、やっぱり意思が必要になってくる。でも物足りないなーっておもうぐらいやって、習慣にしちゃう。歯磨きする程度。
習慣にしちゃうってことですね?
そうですね。そうすれば続きます。
その「ちょっとだけやる」のちょっとだけって具体的にどのくらいなんでしょうか?
それは人によりますよ。朝5分やって夜5分でも。朝20分でも、人に合うやり方ありますから。他にも続けるコツとしては、時間を決めるってのもありますね。朝7時にやる!とか時間できめちゃう。
個人的なんですが、すぐ効果がでないと、効果がないんじゃないかと思っちゃうんですよ。効果がでると続けられるんですが。
地道に効果があるのを待てる人はいいんですけど、せっかちというか早く効果みたい人は、私達のようなパーソナルトレーナーのところでがちっとやってしまうのがいいですね。効果は早くでます。これはポイントですね。一番いいのは、意味のあることを意味のあるようにやるってことなんですよ。
最後に、カラダ作りのプロとして、カラダ作りに関してお客さんに自信もって伝えたいことは何ですか?
間違えなく変わりますよ!きちんとやっていれば!諦めない!やれば必ずかわる。別に根性論だとか長く続けないといけないとかじゃなく、そういうことは全然ないです。ただ、賢くやるべきなんです。
何をすればいいのか?それが一番気になるところじゃないですか?
簡単に言えば、僕がお伝えします。ってことになります(笑)
なるほど(笑)そうですよね。カラダ作りの問題点や信念、それに秘訣までお聞きでき、長時間のインタビューありがとうございました!
はい、ありがとうございまいした。(ホームページ)
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